本記事では、オールドセリーヌの魅力について詳しく解説します。
オールドセリーヌのデザイン、素材、歴史、そしてその独自のスタイルと、新しいセリーヌとの違いを説明しています。
また、セリーヌというブランドがどのようにファッション業界に影響を与えたか、そして現在も人気がある理由についても触れています。
伝説級の可愛さと人気を誇る「マカダム」とは?
マカダムとは、セリーヌの象徴的なデザインの1つであり、ブランドのアイコンとも言える独特の柄です。
マカダムは、セリーヌのロゴである連続した「C」の文字が交差する形でデザインされており、シンプルでありながらも印象的なビジュアルを生み出しています。
マカダムは、バッグや財布、アクセサリーなど様々なアイテムに使用されており、セリーヌのアイデンティティを強調する役割を果たしています。
マカダムの歴史
マカダムは、1970年代にマイケル・コースがセリーヌのクリエイティブ・ディレクターを務めていた時代に誕生しました。
マイケル・コースは、ブランドのシンボルとして認知されるようなデザインを生み出すことを目指し、マカダム柄を開発しました。
この柄は、セリーヌのアイテムに独特の個性を与え、ブランドの知名度を一気に高めました。
マカダムの現在
マカダムは、現在もセリーヌのアイテムで度々登場し、その歴史と伝統を受け継いでいます。
特に、オールドセリーヌと呼ばれるフィービー・ファイロ時代には、マカダム柄がさらに洗練されたデザインに進化しました。
新しいセリーヌでも、マカダム柄のアイテムは根強い人気を持ち続けており、ブランドの歴史とアイデンティティを引き継いでいることがわかります。
オールドセリーヌ=マカダム?
一般的に、オールドセリーヌといえばこのマカダム柄のアイテムのことを指すことが多いようです。
ただ、マカダムを作ったマイケルコースは2003年に退任していますが、その後のフィービー・ファイロまでの間にも2人デザイナーが変わっているので、どの時代までをオールドセリーヌと呼ぶべきかにはついては色々な意見があります。
こちらの記事では、現在のデザイナーである、エディ・スリマンよりも以前のコレクションは全て含めてオールドセリーヌとして扱っていきたいと思います。
馬車金具(ホースキャリッジ)のバッグ
馬車金具(ホースキャリッジ)とは、セリーヌのアイコンとなっているデザインの一つで、馬と馬車をかたどったエレガントな金具です。
このモチーフは、セリーヌの高級感と品質を象徴するものであり、さまざまなアイテムに施されています。
主にバッグや財布などのレザーアイテムに使用されることが多く、ブランドの象徴的な存在となっています。
馬車金具(ホースキャリッジ)の歴史
セリーヌの馬車金具は、ブランド創設者のセリーヌ・ヴィピアナが、1960年代にフランスの高級馬具メーカーであるエルメスの影響を受けてデザインしました。
このデザインは、セリーヌのアイテムに上品さとエレガンスを与えることに成功し、その後も様々なアイテムに取り入れられることとなりました。
馬車金具は、現在もセリーヌのアイテムで度々登場しており、ブランドの歴史と伝統を受け継いでいます。
特に、フィービ・ファイロがディレクターを務めていたオールドセリーヌ時代において、馬車金具は更に洗練されたデザインに進化し、現代のセリーヌでも引き続きその魅力を発揮しています。
サルーキーライン
こちらはかなりレアなのですが、馬車を4つ、風車のように組み合わせた「サルーキー」というラインもあります。
実はこの記事を書いている段階では、まだ取り扱ったことがないため、今後取り扱いがあって詳細について書けるときには記載したいと考えています。
オールドセリーヌのデザイン
オールドセリーヌは、その洗練されたデザインで知られています。
シンプルでありながら、高品質の素材と独自のディテールが組み合わさり、シックでモダンなスタイルが生み出されています。
また、機能性も重視されており、実用的なデザインが多く見られます。
ミニマリズム
オールドセリーヌはミニマリズムが特徴です。
シンプルなラインやフォルムによって、洗練された印象を与えます。
無駄を省いたデザインは、着こなしの幅を広げ、さまざまなシーンで活躍します。
オールドセリーヌのアイテムは、ファッションのトレンドに左右されず、長く愛用できるところも人気の理由です。
独自のディテール
オールドセリーヌのアイテムには、独自のディテールが随所に見られます。
例えば、バッグの金具や靴のデザインなど、細部にこだわりが感じられるデザインが特徴です。
これらのディテールは、オールドセリーヌならではの魅力を引き出しています。
オールドセリーヌの素材
オールドセリーヌは、高品質な素材を使用しています。
上質なレザーやファブリックは、耐久性があり、長く愛用できることが魅力です。
また、素材の質感や風合いにもこだわっており、手に取るとその違いが感じられます。
オールドセリーヌの品質には定評があり、多くのファッション愛好家に支持されています。
レザー製品
オールドセリーヌのレザー製品は、その上質さで有名です。
柔らかくて丈夫なレザーは、長く使うほどに味わいが増し、個性が引き立ちます。
また、職人技が光る縫製や仕上げにも注目です。
これらの要素が相まって、オールドセリーヌのレザー製品は高い人気を誇っています。
ファブリックアイテム
オールドセリーヌのファブリックアイテムもまた、繊細で上品な素材が使用されています。
シルクやカシミアなどの高級素材を中心に、肌触りや耐久性にこだわったデザインが多く見られます。
これらの素材は、オールドセリーヌの洋服やアクセサリーが他のブランドと差別化される要因のひとつであり、長い間愛され続ける理由でもあります。
オールドセリーヌと新しいセリーヌの違い
オールドセリーヌと新しいセリーヌは、デザインやブランドイメージに違いがあります。
オールドセリーヌは、シンプルで洗練されたデザインや上質な素材が特徴です。
一方、新しいセリーヌは、エディ・スリマンのデザインが反映され、よりモダンでシャープなスタイルが目立ちます。
デザインの違い
オールドセリーヌは、シンプルかつ洗練されたデザインが特徴で、ミニマリズムを追求しています。
一方、新しいセリーヌは、よりモダンでシャープなデザインが特徴で、エディ・スリマンの独自のスタイルが見て取れます。
両者は、それぞれの時代に応じたデザインが展開されており、ファッション愛好家によって好みが分かれることがあります。
ブランドイメージの違い
オールドセリーヌは、フィービ・ファイロが築いたブランドイメージが根強く、シックでモダンな大人の女性をイメージさせます。
一方、新しいセリーヌは、エディ・スリマンによってモダンでシャープなイメージが構築され、若い世代にもアプローチしています。
これらの違いは、両者のデザインやターゲット層にも反映されています。
オールドセリーヌの影響
オールドセリーヌは、ファッション業界に大きな影響を与えてきました。
フィービ・ファイロが築いたシンプルで洗練されたデザインは、多くのブランドに影響を与え、ミニマリズムの流行を生み出しました。
また、高品質な素材や独自のディテールにこだわったアイテムは、多くの人々に愛され続けています。
ファッション業界への影響
オールドセリーヌの影響は、他のファッションブランドにも広がりました。
シンプルで洗練されたデザインがトレンドとなり、多くのデザイナーがミニマリズムの美学を追求するようになりました。
この影響は、現在も様々なブランドで見られるデザインに反映されており、オールドセリーヌの名が色あせることはありません。
ヴィンテージ市場での人気
オールドセリーヌのアイテムは、ヴィンテージ市場でも高い人気を誇っています。
特に、フィービー・ファイロ時代のバッグやアクセサリーは、そのクオリティとデザイン性から引き続き愛されており、高値で取引されることがあります。
オールドセリーヌのアイテムを手に入れることは、ファッション愛好家にとって永遠の憧れとなっています。
まとめ
オールドセリーヌは、そのシンプルで洗練されたデザインや上質な素材から、多くのファッション愛好家に愛され続けています。
フィービ・ファイロのデザインが築いたブランドイメージは、現在も根強い人気を誇っており、ヴィンテージ市場でも高い評価を受けています。
オールドセリーヌと新しいセリーヌの違いは、デザインやブランドイメージに明確に現れています。
しかし、どちらの時代のセリーヌも、それぞれの魅力を持っており、ファッション愛好家の心を捉え続けています。
オールドセリーヌの影響力は、現在のファッション業界にも広がっており、多くのブランドがその美学を受け継いでいます。
オールドセリーヌの魅力は、今後もファッション界にその名を刻み続けることでしょう。